フィリピンへ進出の日本側の準備

日本で行っている業務を海外展開したい! 国内業績のリスクヘッジに! まだ見ぬ市場に挑戦!など日本企業が海外進出を考える理由、事情は会社の数だけあると思います。フィリピンだけに限らず、海外に進出する際には言語の問題、法律の問題、インフラの問題など、国内では想像もつかない問題が発生することがよくあることです。
そこで、フィリピン進出時にライバル企業に差をつける、日本国内で進出前にやっておきたいことについて書いてみます!

1.海外進出の目的を明確化しよう!
まずやはり、何でフィリピンに進出するかという明確な理由付けが大事です。ここがはっきりしないまま進出しても、「業績が思ったほど上がらなかった。。」「高い設立費用を払ったのに費用に見合った効果が得られなかった!」なんてことになってしまう事もあります。
もしかすると、、しっかりと目的を明確化することで、「この目的だと、フィリピンより〇〇に進出したほうが理に適ってるよね」っていうこともあるかもしれません。でもそうすることで早い段階で計画の立て直しができます。

2.進出計画案を策定しよう!
業績目標をいくらにするか?進出、法人設立にかかる費用はいくらか?創設費を進出何か月目までに回収するか?等を前もって決めていると、進出時の決定事項判断時に役に立ちます。
その際、
  -フィリピンの法律が事業展開の障害にならないか、
  -外資に対する規制はどうなっているのか、
  -治安や、インターネット、物流を含めたインフラはどうなのか、
  -もし現地人の採用を考えている場合、現地人の人件費・労働意欲はどうなのか、
  -現地・外資法人で参入している企業とマーケット占有率は?


などを考慮するとGood!

3.国内で、現地で、調査しよう!
進出企画書で議論した内容を確認し、計画どうりに進出できるか確認してみましょう。ジェトロや外務省、フィリピン大使館などに問い合わせしたり、Wiki Investmentなどで調べてみたりして、進出機関案を検証、修正しましょう。

無計画な進出は、予算の浪費だけでなく、フィリピン憲法違反など、国際的に会社の信頼を損なうような事案に発展しかねません。逆に進出前にしっかりと準備することで、フィリピン進出の旨みを堪能しちゃいましょう!