フィリピンの労働市場と駐在員の最低賃金
フィリピンに進出する際、人件費にかかる費用を抑える、現地に詳しい人間の地の利の恩恵を受ける、ビザ等の問題で駐在できる日本人スタッフが十分にいなかった、等の理由で、現地人を採用する会社さんは多いと思います。
そこで、フィリピンの主要産業別の平均月収について見てみましょう。
職種 | USドル | |
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製造業 | 作業員 | USD 248.00 |
エンジニア | USD 426.00 | |
マネージャー | USD 976.00 | |
非製造業 | スタッフ | USD 466.00 |
マネージャー | USD 1,079.00 |
(上: JETRO 在アジア・オセアニア日系企業実態調査(2013年度調査) を基に作成)
ただし、フィリピン人にとって日本企業はいわゆる『外資系』。高い技術力を有し、平均以上の給料を期待して応募する就職希望者も多いので、注意が必要です。また、どの都市に現地法人が設立されているかによっても平均給料の違いは生じます。
さて駐在員がフィリピンに滞在するのに必要な給料額の最低金額ですが、2013年3月にJETROが発表した記事によると、駐在員は就労ビザ手続きのため、最低10万ペソ(約19万円)以上の給料がフィリピン法人から支払われている必要があるようです。近年この金額設定が元になって就労ビザの手続きが遅れる問題が増えているようですので、気を付けてくださいね。
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